タックルバランスの重要性
今回はタックルバランスの重要性について。
バスフィッシングを始めて少しずつ釣れるようになってきたころ、苦手意識のあるルアーを克服しようと考えたことがありました。
今では自分の釣りの中心を担うクランクベイトですが、当時は苦手意識しかありませんでした。
巻いても巻いても答えが返ってこないことに諦めに似たものを感じていました。
丁度その頃、ポパイ八幡西店(現在は閉店)に小島 宏プロがセミナーをするという情報を聞きつけ行ってみました。
小島 宏プロは当時JBワールド戦で活躍していたトッププロ。現在はアメリカに拠点を移しトーナメントに出場する傍ら、Basser誌に連載を持つなど活躍されております。
その小島 宏プロのセミナー、なんとクランクベイトに関するセミナーでした!
なんというグッドタイミング!!!笑
セミナーの内容はティムコのダイビングペッパー(ロングリップのついたワイドウォブラー)の話が主でした。
そのセミナーが終わった後、小島プロとお話をする機会があり質問をぶつけてみました。
私「クランクベイトで全然釣れないんですけど、どうやったら釣れますか?…汗」
(今考えると、なんという中身のない質問 …恥ずかしいっす…汗)
それでも小島プロは丁寧に教えてくれました。
小島プロ「クランクベイトはタックルバランスがすべてですよ。低弾性のロッド、自分に合ったギヤ比のリール、そして…延びの少ない太いナイロンラインです。」
これはシャロークランキングの話なのですが、特に延びの少ない太いナイロンラインというところを凄く強調されていたのを覚えています。
それまでは硬めのロッドにラインは安物のフロロ、もしくは安物の延び延びナイロンラインでした。苦笑
その後、エッジプライドのグラスロッドを購入。ラインはバークレイのナイロンライン、トライリーンXLの14lbをチョイス。
※14lbといっても日本メーカーの20lbくらいの太さはあると思います。
このタックルバランスでクランキングをやると、今までと明らかに違う感触でした。
ルアーの動きがわかるし、ボトムの感触もわかる。そうなると今まで釣れなかったクランクベイトが確実に釣れるルアーに変わっていきました。
最初はグラスロッドのフィーリングに戸惑いましたが、慣れてくるとスタックしにくいし掛けた魚はバラシません。
そして延びの少ない太いナイロンラインは強さ、感度、浮力による障害物回避のすべてをバランスよく兼ね備えていました。
そしてバランスのとれたタックルは明らかにたくさん釣れるようになります。
投げる、操作する、掛ける、バラさず取り込む。
タックルバランスがいいと釣りに必要な動作にストレスがありません。
ストレスがないということは、少しの変化も感じやすいということ。
変化を感じるということは釣果に繋がります。
テキサスリグしかり、ダウンショットしかり、どんなルアーでもタックルバランスを見直せば確実に釣果は変わってきます。
みなさんも今一度、ご自身のタックルを眺めてみてはいかがでしょうか。