ロングロッド考察
ロングロッド…。
昔は6.0fが主流だったバスロッド。今では6.6f~7.0fが主流となり、6.0fはショートロッド扱いになっています。
メーカーとしては売れるからロングロッド中心のラインナップになるのかもしれませんが、ショートロッドを見直すべきではないでしょうか?
琵琶湖ならともかく、日本の平均的なフィールドであればショートロッドはもっと必要とされていいはずです。
一般的にロングロッドはこのように言われているのではないでしょうか。↓↓↓
①ロングキャスト性能。
②フッキングが決まる。
③スタックを外しやすい。
なるほど、これだけを見ればロングロッドいいよね!となるでしょう。
私の考察はこちら。↓↓↓
まず①のロングキャスト性能について。
これに関しては間違ってはいないけど、言うほどの違いがあるでしょうか? 私はショートロッドを使っていますが、私感としてはショートロッドは飛びます。なぜか?それはシングルハンドで正しいフォームでキャストしやすいからだと考えます。もちろんテーパーも重要で無視できませんがロングロッドのように振り回す動作ではなく、シングルハンドでルアーの重みをロッドに乗せ、キャスト時にリールのハンドルが上を向くよう(右ハンドル、右投げの場合)に手首のスナップを効かせる。正しいフォームでキャストをすると、ショートロッドでも驚くほど飛びます。そして、アキュラシーもつけやすなります。物理的にはロングロッドはロングキャストできますが、実際には人の体の大きさ、キャスト時のロッドの軌道等いろんなファクターがあります。正しいフォームでキャストすればショートロッドの飛距離のデメリットはなく、むしろアキュラシーの良さというメリットが際立ちます。
②のフッキングについて。これはロングロッドにメリットがあるのは確かです。ですが、フッキングの基本が出来ていればショートロッドでもしっかりフッキングできます。ロングロッドばかり使う人は、意外と基本的なフッキング動作ができていない人が多いかもしれません。
あとは、当然ですが釣り方に合ったテーパーのロッドを使うということも忘れずに!
③のスタックが外しやすい。これもロングロッドにメリットがあります。ですが、スタックする前に操作の繊細さという意味では圧倒的にショートロッドです。このあたりはライトリグで繊細に喰わせるか、テキサスリグでカバーをテンポ良く撃っていくかでもロッドのレングスは変わってくると思います。
こうやって考察していくと、どんな釣りにロングロッドが良いか、どんな釣りにショートロッドが良いか見えてくると思います。
ショートロッドが活きるルアーはこんな感じでしょうか?
・ロッドワークで釣るジャークベイト
・ロッドワークで釣るトップウォーター
・繊細に喰わせるライトリグ
・繊細に操作するフットボールジグ
・タイトにキャストするシャロークランク、スピナーベイト
現在のメーカーのラインナップは明らかにロングロッドに偏りすぎです。ユーザーはメーカーの宣伝に乗せられることなく、自分でしっかり考察して道具を選ぶ必要があります。
これは釣りだけに限らず、生きていく上ですごく大切なことだと思います。
周りに流されず、自分で考え、信念を貫くこと。難しいことですが、こうありたいものです。